ミドル世代の看護師が抱える幅広い悩み
数ある職業の中でも、特に女性の比率が高いのが看護師です。現場で活躍する看護師のおよそ9割は女性であり、彼女たちは各々悩みを抱えながら日々奮闘しています。そしてミドル世代に差し掛かると、悩みの幅が広がります。実際、ミドル世代の看護師の多くが、仕事や家庭、育児といった、公私双方の悩みを持つケースが顕著に見られます。加えて、ミドル世代に突入すると、体力面での変化を身をもって実感することになります。若い頃は夜勤や長時間のシフトも平気だったかもしれませんが、年齢を重ねるとそうはいきません。勤務後の疲労感が抜けにくくなり、体の節々が痛むことも増えてきます。
看護師として、結婚して家庭を持つとなれば、家庭を支える責任が大きくのしかかります。看護師が家庭を持つと、勤務が不規則で忙しい中、家事や子育て、介護といった家の役割をこなす必要が出てくるからです。仕事と家庭の両立は、時間やエネルギーを割くものであり、大変難しいものです。そこに、子育ての悩みや同居する親との亀裂などが生じれば、負担もストレスも一層倍増します。こうした背景もあり、円満な家庭を築きたいと思う一方で、仕事の責任も果たさなければならず、板挟み状態に陥るケースが多々見られます。
職場においては、自分よりも若いスタッフがどんどん入ってくるため、後輩とのコミュニケーションに悩む事例も出てくるでしょう。教育係になる年代であり、指導やサポートの難しさに直面しがちです。結果、職場のチームワークが乱れ、トラブルが積み重なれば、ストレスも蓄積し、心身のエネルギーがさらに削がれていってしまいます。
上記のように、ミドル世代の看護師は、体力の低下、家庭との両立のプレッシャー、職場の立ち位置の変化といった、さまざまな変化に遭遇します。これらの悩みを乗り越えるためには、共有できる仲間を見つけたり、有識者に頼ったりすることが大切です。なにより重視してほしいのが、自分だけが抱えている問題ではないと理解すること。こまめに相談したり、自分を労る時間を作ったりして、心の余裕を持てる工夫を心がけましょう。今まさに、看護師として働きながら悶々としている方は、ミドル世代の看護師の現状に目を通してみてください。